キングコング西野、映画「えんとつ町のプペル」のスマッシュヒットの裏で噂される「信者ビジネス」って何?

この記事は4分で読めます

こんにちは、ノリスケです。
お笑いコンビ、「キングコング」の西野亮廣さんの絵本を原作にしたアニメ映画「えんとつ町のプペル」が2020年12月25日に公開。
コロナ禍であるのにも関わらず最初の土日2日間で動員14万4000人、興行収入2億700万円をあげて4位にランクインとスマッシュヒットとなっています。
しかしレビューを見てみると、映画のレビューサイトでは絶賛の意見と酷評の意見、真っ二つに分かれています。
「海獣の子供」や「鉄コン筋クリート」などの名作を手がけたSTUDIO4℃が制作、声優陣も芦田愛菜さんや窪田正孝さん、小池栄子さんなど好感度の高い人気者揃い。
何故ここまで酷評の声がでるのでしょうか?
低評価の意見を見てみると、「つまらない」といった映画の感想だけでなく、「信者」「ステマ」「宗教」などの文字が目立ちます。
ツイッターでも「プペル」と検索すると、サジェストに「宗教」「気持ち悪い」と出てきて、相当な嫌悪感を持っている人もいるようです。
ここまで賛否両論分かれる理由って何?
西野さんって最近、芸人としての活動は全然見なくなったけど、一体何をしているの?
調べてきましたよ。

目次

西野亮廣ってどんな人?

出典:IT MEDIA

本名:西野亮廣
生年月日:1980年7月3日(40歳)
出身地:兵庫県川西市
血液型:O型
コンビ名:キングコング

1999年相方の梶原雄太さんとお笑いコンビ、キングコングを結成し、ツッコミを担当。
2001年、「はねるのトびら」のレギュラーとなり若い世代を中心に大ブレイク。
その後、徐々に絵本作家やブロガー、オンラインサロンの活動が増えていき、だんだんとお笑い芸人としての活動は下火に。
2016年にはお笑い芸人引退を宣言し、「絵本作家」と名乗るようになります。
今回、その絵本作家としての活動が実り、めでたく映画化となったわけですが、この映画がここまで賛否両論となった影にはこれまでの数々の炎上騒動と、オンラインサロンの活動が大きく影響しているようです。

これまでの炎上騒動って…?

出典:DOCJO

SNSでの過激発言で炎上

西野さんはお笑い芸人としての活動が下火になるのと反比例するように、SNS上で炎上騒動を起こすようになっていました。
2012年、自身のTwitterで
「ひな壇に座らないと決めました」
と投稿。
一部でひな壇芸人を見下している、と取られ、芸人仲間からも白い目で見られる事態に。
2013年にはNMB48の新曲に「フザけたタイトル」ツイートしたり、放送作家であり、森三中・大島美幸さんの旦那さんでもある鈴木おさむさんの著書「芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜」について
「ちっとも面白くないし、都合よく乗っかる芸人はもっと面白くないですね」
とツイート。
鈴木おさむさん本人だけでなく、奥様である大島さんも激怒しました。
しかし、鈴木おさむさんもバラエティ業界の人間ですし、大島さんもお笑い芸人。
番組内でいわば大島さんが「プロレス」のように罵ることで、西野さんが土下座をすることで一件落着しましたが、世間の声は「最近売れなくなってきたからと言って、話題作りでは?」と厳しい声が集まりました。
西野さん本人もツイッター上で
「面白そうだから鈴木おさむさんに噛みついてやろうかと思ったけど、誤解しか生まない噛み方だったな。下品でした。反省しております。お騒がせして申し訳ございませんでした。」
と述べ、「面白そうだから」という理由で誹謗中傷をし、話題作りだったことを半ば認める形となっています。

クラウドファンディングで炎上

西野さんの炎上騒動はSNSでの過激発言だけではありません。
2017年にも
「新宿から自宅がある五反田に帰る電車賃がない」
として、クラウドファンディングアプリ「polca」を使ってカンパを募集しました。
リターンとして
「いつか100億円あげます(たぶん)」
と書き込んだところ、本気で心配したファンが寄付をしれくたようで、結果的に12万円を超える寄付が集まりました。
西野さんはお礼を述べるどころか、寄付をしてくれたユーザーに対し、大金が集まったことを発表し
「ワハハっ!!騙されやがったな(笑)」
とコメントし、大炎上。
そもそも、タレントですから一般人に頼らなければ電車賃がない、という状況はありえないわけですが、
「言ったもん勝ち!」
「とにかく儲かった!」
という西野さんの態度に、批判が殺到する一方で、一部のユーザーからは
「さすが西野さん!発想が違う!」
「あっというまに儲けてすごい!」
などとフォローする声もあがっていました。こうしたユーザーは「西野信者」と揶揄され、アンチが生まれる発端にもなっています。

しかし、2018年には、
「【悲報】キンコン西野、3億円の借金を抱える」
というタイトルのブログを投稿。
「えんとつ町のプペル」の美術館を建設するための費用、3億円の借金を負ったと発表しました。
さらに、銀行口座番号を公開し、
「このまま僕を見殺しにするのか?」
「たった100円で救える命がある。300万人が100円ずつ募金すればいいのだ。とりあえず、このブログは絶対にシェアしろや」
「死ぬぞマジで!なんとかしろや!!」
と寄付を強要。
にも関わらず、実際には借り入れの事実はなかったこともわかり、
「これは詐欺では…?」と批判が殺到。
警察へ相談する人も現れ、慌てた西野さんは
「すでに借金の契約を結んだとも取れるような表現をして、寄付を募ったことは、誤解を大きく招いてしまい、また寄付をしてくれようとする方も不安に思わせてしまうやり方であったと深く反省しております」
と謝罪し、返金することになりました。
こうした経緯もあり、西野さんの活動そのものに懐疑的な目を向けている人は少なからずいるようです。

西野さんのオンラインサロンって怪しいの?

出典:Newspicks

西野さんは月額1000円のオンラインサロンを運営しており、会員数は7万人を越えると言われています。
オンラインサロンに加入することで、西野さんの講演会や主催するイベントに参加できたり、サロンメンバーだけが見れる投稿やメルマガなどを楽しむことができるんだとか。
オンラインサロンの講習会には「えんとつ町のプペル」のチケットが3枚もついてきたりと、必然的にサロンメンバーは西野さんの映画をみることになるようです。
そのオンラインサロンメンバーがチケットを大量購入、「えんとつ町のプペル」のチラシをポスティングしたり、SNS上やレビューサイトで絶賛コメントを繰り返す、映画上映後にスタンディングオベーションをしようと呼びかけたことで、「宗教じみている!」と感じる人が増えています。
過去には「西野さんの個展の設置を手伝える権利」5万円で販売していたことなどから、事情を知らない人々からすると異様に写っているのかもしれません。
しかし、絶賛している人の多くはどんなにアンチにバッシングされても「理解できない人はかわいそう…」といったスタンスであくまでポジティブ。
アンチとファンの溝が埋まることはなさそうです。

まとめ

これだけの資金とオンラインサロンのメンバーを集め、映画もヒットしているところをみると、西野さんが魅力的で才能豊かな人物であることは間違いなさそうです。
確かにファンでない人間からすると、理解できない部分もありますが、今後、西野さんの活動の幅が広がっていけば、印象も変わっていくかもしれませんんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。

【広告】業界最大手のマッチングサービス