恩赦の対象者である公務員は?理由や根拠についても調べてみた

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こんにちはノリスケです。

令和に改元された2019年、恩赦が行われることを検討しているのだとか。

恩赦とは国の慶弔などで、罪を犯して服役している人に対し、減刑、あるいは罪の消滅をさせることを言います。

これだけをとると、「罪を犯したのに許しちゃうの?」って思います。

 

とはいえ、恩赦がなぜ行われるのか?

平成の世から令和になるに従いはなはだ疑問に思っている方も多いのでは?

そこで今回は、令和元年(2019年)10月22日の即位の礼に合わせて行われる恩赦の対象者を調べてみました。

 

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目次

恩赦が行われる理由

恩赦が行われる理由って一般市民からするとよく意味が分からないのですが、日本の恩赦の歴史は古く、奈良時代から行われていたようです。

奈良時代以降、現代に至るまで天皇の即位や改元、皇室や幕府の慶弔行事に合わせて恩赦が行われてきました。
また恩赦について法務省のHPにその理由がありました。

 

恩赦はなぜ必要なのか?(法務省HPより)

Q2:なぜ恩赦は必要なのですか?

A:恩赦にはいくつかの役割がありますが,その中で最も重要なものとして,「罪を犯した人たちの改善更生の状況などを見て,刑事政策的に裁判の内容や効力を変更する」というものがあります。具体的に説明しますと,裁判で有罪の言渡しを受けた人たちが,その後深く自らの過ちを悔い,行状を改め,再犯のおそれがなくなったと認められる状態になった場合などには,被害者や社会の感情も十分に考慮した上で,残りの刑の執行を免除したり,有罪裁判に伴って制限された資格を回復させたりということが行われます。
このように恩赦は,有罪の言渡しを受けた人々にとって更生の励みとなるもので,再犯抑止の効果も期待でき,犯罪のない安全な社会を維持するために重要な役割を果たしているといえます。

【法務省HPより出典】

 

 

恩赦制度の概要(国立国会図書館)から

恩赦制度の概要は以下のpdfから概要をまとめています。

詳しく知りたい方は以下のページをご参照ください。

http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11195781_po_IB1027.pdf?contentNo=1

 

国立国会図書館の恩赦制度の概要によれば、恩赦自体古くは奈良時代から行われてきたものですが、実際に明文化されたのは明治以降となります。

また問題点として、憲法上に規定がありますが、その一方で裁判所が法律に基づいて確定した刑罰を訴訟手続きによらず刑を消滅させるものであるので立法及び司法の行為を一部覆す行為とも指摘しています。

また問題点として、内閣が政治的考慮により恣意的な決定をした場合にチェックする制度がないことについても指摘しています。

 

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恩赦の対象者になる公務員は?

令和天皇即位の礼に合わせて行われる恩赦の対象者である公務員や自己破産者はいったいどういった人たちが対象になるのか調べてみました。

公務員については公務員等の懲戒免除等に関する法律が根拠に、また

 

恩赦の対象者となる公務員は?

公務員がなぜ恩赦の対象になるのか調べてみると、公務員等の懲戒免除等に関する法律が根拠になっていました。

それによれば、恩赦が行われる場合に大赦や復権(特定の者に対する復権は除く)が行われた場合に懲戒の免除や弁償責任に基づく債務の減免が行われることを目的としています。

(目的)
第一条 この法律は、大赦又は復権(特定の者に対する復権を除く。以下同じ。)が行われる場合における公務員等に対する懲戒の免除及び公務員等の弁償責任に基く債務の減免について定めることを目的とする。

 

この法律によれば国家公務員や地方公務員も対象になりますね。

では実際にどういった人たちが今回の恩赦の対象になるのか?

調べてみたら…

平成30年(2018年)の段階で佐川氏など検討されていたのだとか。

記事執筆時点【2019.5.6】では具体的にどういった人が対象になるのかはわかっていません。

情報が入り次第追記しますね。

 

まとめ

令和に改元され、新しい時代の幕開けとなりました。

天皇陛下の即位の礼に合わせて行われる恩赦の大半は微罪などに限定されて行われる可能性が高いですね。

そうでなくても、恩赦を行う正当な理由が見当たらないとも。

様々な意見があり、恩赦自体意味がなくなっているのでは?というのは確かに一理あると思いますが、今回の令和の改元でどこまで行われるのか、また行われた恩赦でどういった影響があるのか今後見ていく必要があるのかと思います。

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