こんにちはノリスケです。
北海道にはいないとされているアズマヒキガエルが、北海道で大発生だそうです!
本来本州に住んでいて北海道にはいない種類のため、ひとたび大発生すると在来種が絶滅する危険性があります。
国立環境研究所によれば、1980年ころ伊豆大島に持ち込まれて大発生し、問題になりました。
本来北海道にいないはずの国内外来種の毒ガエル、アズマヒキガエルが、札幌市内でも繁殖を始めました。「絶望的な状況かと思い、ショックを強く受けた」。現地を取材しました。(映像提供:北海道ニュースUHB)https://t.co/jyxchzFhW5 pic.twitter.com/IgGo43xOYX
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年6月16日
今度は札幌でも!生態系に及ぼす影響も大きいですが、人やペットにも影響を及ぼしかねないので要注意です!
特に犬などの散歩をしていて、誤ってアズマヒキガエルを刺激してしまうと、犬が死亡するほどの毒性を持っています。
また人でも最悪死ぬ場合もあるのだとか。
今回は、アズマヒキガエルの毒成分や天敵について調べた結果をまとめました。
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アズマヒキガエル
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和名 | アズマヒキガエル | |
学名 | Bufo japonicus formosus |
|
英名 | Japanese common toad | |
分布 | 北海道を除く東日本に広く分布、島根半島-鳥取県・近畿地方北部、志摩半島-紀伊半島中部、中部地方以東 | |
形態 | 体長 | 43~162mm |
体重 | 6~450g | |
二ホンヒキガエルに比べて鼓膜が大きい | ||
生息環境 | 農耕地・二次林・草原・自然林・都市公園・埋立地など | |
繁殖環境 | 池・湿原・湖などの浅い止水 |
アズマヒキガエルの見た目の特徴
この画像がわかりやすいです。
メスは鳴きませんが、体のイボが特徴的です。
アズマヒキガエルは夜行性
カエルというイメージはピョンピョン飛び跳ねる姿を想像しますが、アズマヒキガエルの動きは鈍重です。
のそのそとほふく前進するように歩きます。
食性は肉食性
特に地表に生息する昆虫などを捕食します。
- 甲虫(オサムシ・アリ)
- ミミズ
- クモ
アズマヒキガエルの卵
蔵卵数が1,550~14,000個にもなります。
こんな卵を発見したら、即陸上の乾燥したところへ移動させて駆除しましょう。
アズマヒキガエルの鳴き声
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アズマヒキガエルの寿命は?
カエルの寿命ってそれほど長いものじゃないと思っていませんか?
実は数年生きています。
カエルに変態して
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- 3ヵ月間で体長が3倍以上に成長
- 1年間では6cmほどに成長(生存率は約3%)
- 2年目には10cmほどに成長(生存率は約50%)
- 雄は2年目から、雌は3年目から交尾が可能
寿命は雄が11年、雌が8年ほどといわれています。
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アズマヒキガエルの毒性は?
アズマヒキガエルには、耳の後ろに毒があります。※画像右の白い液体
また、背面のイボなどなどの皮膚からも牛乳のような白い毒液を出します。
この毒液から身を守り、同時に有毒な細菌や寄生虫などを防ぐ役割があります。
素手で触れた場合は、よく水洗いをすることをおススメします。
また、耳栓の毒液は勢いよく噴出することもあるために注意が必要です。
ブフォトキシン
アズマヒキガエルの毒にはブフォトキシンという毒があります。
ブフォトキシンとは皮膚につくと炎症を起こし、口に含むと幻覚・嘔吐・下痢・心臓発作などの症状を起こして最悪死に至ることもあります。
散歩中の犬がアズマヒキガエルに触れて泡を吹いて倒れるという話もあるようです。
余談ですが、アズマヒキガエルのみならず、カエルには少なからず毒があり、カエルを触った手で目をこすると炎症を引き起こします。
弱い生き物であるために、最低限の自衛手段として、毒をもつようになったようです。また、カエルの皮膚は薄いので、細菌などに感染しやすいため、毒が一種の抗菌作用をもっているともいわれています。
アズマヒキガエルの天敵はヤマカガシ
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アズマヒキガエルの天敵といわれているのがヤマカガシ。
本州では毒を持つ蛇として、マムシとともに認識されています。北海道には生息していません。
ヤマカガシには毒がありますが、実はこの毒はアズマヒキガエルを捕食したから毒性を持つようになったともいわれています。
アズマヒキガエルを捕食したため貯蓄して毒を使用していることも証明されています。
その証拠に宮城県の金華山という島にいたヤマカガシは、アズマヒキガエルのいない地域のため毒を持っていないとも。
アオダイショウもアズマヒキガエルは捕食しない
出は北海道に生息しているヘビといえばアオダイショウですが、アオダイショウはアズマヒキガエルを捕食しません。
色々と調べていくと、本州ではカエルを好んで捕食するライギョですら、アズマヒキガエルは捕食しないのだとか。
であるからこそ、北海道では天敵と呼べる存在がいないために、今後大発生する可能性が高いといわれています。
まとめ
本来北海道には生息していなかったアズマヒキガエル。
国内外来種といいます。
アズマヒキカエルが北海道の生態系に著しい影響を及ぼす可能性があるとして、平成27年(2015年)12月に北海道生物の多様性の保全等に関する条例に基づく指定外来種に指定し、これ以上生息域が拡大しないように取り組んでいます。
詳しくは北海道のHP→北海道
アズマヒキガエルの毒には最悪死ぬこともあり得るので注意が必要です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございます。
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