こんにちはノリスケです。
Yahoo!ニュースを見ているとこんな記事を見て愕然としました。
なんと海苔が高騰しているとのことです。
【ノリ大不作 すし店抱える不安】https://t.co/wEycpzc3PU
のりの値段は、この10年で5割以上も値上がりしている。さらに、今年は半世紀ぶりの大不作で、家計のほか、のりを使う寿司(すし)業界も不安を抱えているという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月8日
海苔が値上げしているとは知りませんでした。
この時期の値上げといえば消費税増税をにらんでの値上げラッシュを連想しますが実は違いました。
今回は、海苔が高い理由や価格高騰の理由、また値上げ幅について調査した結果を紹介しますね。
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海苔が高い理由は?
海苔がなぜ高いのか調べてみると意外な結果がわかりました。
その第一の原因に水温の上昇が考えられています。
海苔養殖の適温は10~20度ですが、今年は海水温が下がらず、冬場は動きが鈍いはずのアイゴやクロダイなどが海苔の新芽を食べた可能性があるのだとか。
魚の食害が原因
クロダイです。
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通常クロダイは冬の間釣ることが難しいといわれている魚です。
アイゴやクロダイは冬の間、海水温が下がると深みに入ってほとんど動かなくなります。
冬のクロダイ釣りはとっても難しいんですよね。
それが今年は海水温が下がらなかったため、またエサである海藻が少なくなってきたため、クロダイなどが海苔にも手を出し始めたんですね。
海苔の不作も原因
また海苔の不作は全国規模で起きていました。
伊勢湾で採れた海苔は、台風による収穫の遅れや魚や鳥に食べられる被害もでています。
そもそも海水温が高い状態で、冬でも魚が活発に動くことができたため食害もあったんですね。
さらにはこんな気になる原因も。
商品価値のない色落ちした海苔も増えてきているのだとか。
この理由については、川から流れてくるリン。
これが海苔の栄養分となっているのですが、生活排水の中に多く含まれています。
それが最近では、生活排水の処理能力が上がり過ぎて、リンが流れ出てこないのだとか。
それが色落ちの原因にもなっているようです。
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海苔の値上げ幅は?
海苔って11月から5月にかけて生産されます。
出荷する時は1枚(21cm×19cm)の規格です。この1枚が13.77円で取引されています。
これが前年比で57銭値上げされました。
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例えばこちらの海苔は40枚入りで1,188円ですが、1枚当たり29.7円です。
昨年までは57銭安かったとすると、20円となります。
小売価格だと大量に購入しないのであまり影響を受けませんが、日本のシェアの大半が外食チェーン店です。
コンビニのおにぎりや、すし屋などで今後値上げの動きが出てくるかもしれませんね。
しかし今のところ目立った価格転嫁の動きはないみたいです。
その中で、値段を変えず内容量の削減なども行われていて実質値上げとなっています。
コンビニのおかげで海苔養殖の人大儲けと昔は聞いていたが・・・>おにぎりにピンチ 海苔の記録的な不作により値上げの見込みも - ライブドアニュース https://t.co/7W5nX1jiNZ
— はっぴ~まん (@happymanjp) 2019年3月26日
まとめ
この10年間でじわりじわり価格が上昇していた海苔。これまで5割以上の値上げというんだからスゴイですね。
国産海苔の価格が上がっている一方で、安価な外国産の輸入物も今後増えてくるのでしょうか?
また海苔の消費の多くが、コンビニや外食チェーン店などですね。
コンビニのおにぎりや寿司の海苔も値段が上昇していく可能性が高そうです。
また新しい情報が入り次第追記しますね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございます。
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