こんにちはノリスケです。
春の味覚といえば山菜ですよね。その中でもタケノコ(ネマガリダケ)は瓶詰にして長期保存すると年間を通して食べることができるので便利です!
筆者ノリスケも、毎年春になるとネマガリダケを求めて、山菜取りに行きます。
たくさん採って瓶詰にするのが毎年の仕事になりつつあります。
職場の同僚からも、タケノコの瓶詰をしようとするも失敗して水が濁ったりするといった話を聞きますね。
でも、圧力鍋を使って瓶詰にすると失敗することもないです。
理由は、水中に溶けている気泡や酸素が原因でした。
これを圧力鍋に入れて煮込むことで瓶の消毒にもなりますので、あらかじめ煮沸消毒する必要すらないという便利な方法です。
今回はタケノコの瓶詰の作り方について詳しく紹介しますね。
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タケノコの瓶詰の作り方
こんな感じで笹薮に一歩踏み入れると生えています。
ネマガリダケ、ササダケともいいます。
このタケノコを採ってきて下処理、皮をむいて瓶詰という流れになります。
以下詳しく紹介しますね。
下茹で
ここでの作業工程です。
- 土をとる
- 沸騰したお湯で10分ほど茹でる
- 水につけて粗熱をとる
この通り採ってきたタケノコは土がついていたりするのでサッと水で流して下茹でします。
この際にアルミの大鍋があると便利ですよね。
ホームセンターなどで大きなアルミ鍋が売っていますが結構いい値段がしますね。
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下茹でが終わると、お湯を捨て水に漬けます。
この際に水を入れて冷まさないと、さらに蒸された状態になりますので、柔らかくなりすぎますので要注意です。
ここから皮むきの工程に入ります。
皮むき
ここでの作業工程です。
- 皮をむく
- 水を張ったタライにタケノコを入れておく
![](https://star-children.com/wp-content/uploads/2019/04/6B3ACAE7-E54F-477D-A2E0-235E427F6081-1024x768.jpeg)
皮むき前の下茹でしたタケノコ
下茹でを終えると次に皮をむいていきます。
画像は約10分下茹でをした後の状態です。
ネマガリダケの薄緑色が鮮やかな緑と赤色っぽくなるくらいですね。
実家の母親によれば、約10分というのは目安程度で、ひと煮立ちするくらいで鮮やかな色に変わるので問題ないとのことでした。
ここで数百本を一つ一つ皮をむいていきますが…手でやると面倒ですよね。
そんな時に使えるのがこちら。
これを使うと早い!早い!
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わが家もこれで!
切れ目を入れるとあっという間です!
切れ目からスパッと中身が出てくるので作業がはかどります。
皮をむいたら、水を張ったタライにいれます。
この後1晩置いてアク抜きをします。
この後いよいよ、瓶詰作業に入ります。
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失敗しない瓶詰の方法
こちらではタケノコの瓶詰作業をする前の作業について紹介しています。
用意するもの
- 瓶詰用のビンとフタ
- 圧力鍋
- ゴム手袋
出来れば圧力鍋を使うと失敗しなくておススメです。
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圧力鍋の選び方
圧力鍋は縦長ではなく横に並べられるようにしておくと一気に瓶詰作業がはかどります。
値段もピンからキリまでたくさんありますね。
選び方のポイントは瓶を何個も並べられることから内径が広いタイプがおススメです。
こちらのタイプは内径が24.7cmと瓶詰のビンが4個並べられます。
しかもオール電化の家庭向けにIH対応ですから嬉しいですよね。
日本で一番売れているのがわかる気がします。
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瓶はホームセンターがおススメ
瓶詰用の瓶は100均でも売っていますが、こちらは1個100円。
しかしながら…ホームセンターは1個70円くらいで売っているのでこちらの方が安いですね。
さらに、フタもしっかりとっておく方がいますが、真空状態になっている瓶のふたは中々開けられません。
瓶詰のフタだけでも売っていますので、缶切りで開けてしまっても構いません。
ゴム手袋の選び方
ここで何故ゴム手袋?って思う方へ。
瓶詰作業の時や下茹での際、耐油のゴム手袋って結構厚みがあります。
沸騰したお湯に直接ゴム手袋をした状態で、茹で上がったタケノコをつかんで水に入れちゃいました。
意外と、熱も通さないので大量に下茹でした時は、お湯はその都度捨てる手間が省けます。
また、ビン詰め作業の最後、フタを締める時は熱い中で締めるので耐油のゴム手袋は必要になりますね。
瓶詰の失敗の理由は?
瓶詰の失敗の多くが、ビンの消毒や使う器材に問題があるようです。
雑菌が入った状態で放置すると、白く濁ってきます。
どうも調べてみると、沸騰させるだけでは気泡が残ったりしているために空気が残ってしまうのも理由の一つかもしれません。
せっかく山で採ってきて瓶詰にしたのに、失敗したのでは浮かばれません。
やはり圧力鍋が必須となりそうです。
瓶詰を作った後白く濁る理由は?
白く濁るのはうまく瓶詰作業がうまくいっていないということですね。
そのまま放置しておくと確実に腐ります。
考えられる理由としては
- 瓶の煮沸消毒不十分
- 瓶詰時に空気が入る
- 水中の気泡が残っているため
といったところでしょうか。
その点圧力鍋を使うと失敗したということがありません。
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瓶詰作業
ここからいよいよ瓶詰作業の開始です。
こちらでは
- 瓶の中にタケノコを詰める
- 鍋に水を入れて軽くフタを閉めて煮沸させる
- 圧力鍋にいれて煮沸(20分)
- 火を止めて放置(30分)
- しっかりとフタを締める
以下詳しく紹介しますね。
瓶に入らないカットした分もタケノコご飯やメンマに!
瓶に入らない分の根元って硬くて食べにくいのですが…
タケノコご飯に入れると絶品です。
根元の部分は画像の通り、節の部分をカットして中の柔らかい部分はそのままメンマにするか、タケノコご飯用として瓶詰めにするのもおススメです。
瓶の中にタケノコを詰める
いよいよタケノコを瓶に詰めます。
この際に上下入れ替えながらすき間なくギュウギュウに詰めて入れていきます。
他サイトでは詰め過ぎはよくないっていう主張もありましたが、わが家では詰め込みました。
特に問題もありません。
瓶をそれだけ余計に多く使うとなると面倒ですしね。
圧力鍋に入れて20分煮沸させる
鍋に瓶を入れて4割ほど水を入れて20分ほど煮沸させます。
※圧力鍋に瓶詰と水を入れてから20分間です。
この際に、瓶やフタを事前に煮沸させとかなくていいの?
って思う方、安心してください!この後の圧力鍋の工程では雑菌すら死滅させてしまいます。
火を止めて30分放置する
火を止めた後30分放置します。
30分後、圧力鍋から瓶を取り出し、フタを締めて終了です!
火を止めてすぐに圧力鍋を開けると、せっかく作った瓶詰めのフタからお湯が吹きこぼれてきます。
こうなると瓶の中の水位が下がり、また真空状態から空気が入るため負圧がかからず失敗します。
この際、またしても大活躍するのが耐油のゴム手袋ですね。
熱さを感じない時に一気にフタを締めちゃいます。
そして最後に常温で放置していきながら冷まして終了です。
フタが凹んでいれば成功!
フタを締めた際に凹んでいることを確認するのを忘れずに。
画像を見比べてみてください。左側は煮沸が終わってフタを締めたもの。右はまだ煮沸をしていない状態です。
見た目の差はあまり感じませんが、左側の瓶は全体的に凹んでいるのが確認できます。
瓶のフタが凹む理由は、真空状態になって負圧がかかっているためです。
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瓶が開かないときの開け方
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タケノコの瓶詰の保存は日が当たらない場所がおススメです。
よく、わが家で作ったタケノコの瓶詰をおすそ分けした時に「フタが開かない!」
といった声を聞きます。
理由は瓶の中が真空状態になっているため、負圧がかかって開かない、もしくは開きづらい状態になっています。
ですが、以下の2つの方法で簡単に開けることができます。
鍋に入れて温める
漬物名人じゅんちゃんが解説していますが、フタを下にして鍋に火をかけるだけです。
約10分後、簡単に開けることができます。
缶切りで穴を開ける
この方法は最終手段となりそうです。
負圧がかかっているフタは、どんなに力を入れても開きません。
缶切りを使って瓶に空気を入れると簡単に開けることができます。
ホームセンターではフタだけでも売っていますので問題ありません。
まとめ
タケノコの瓶詰は時間と手間が少々かかりますが、圧力鍋を使うと失敗しません。
せっかく山に行って採ってきた貴重なタケノコ。
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このタケノコ結構いい値段がします。
通販だと2,000円超えるんですね。
手間がかかりますが、冬に煮物と一緒にいれると何とも言えない美味しさです。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
[blogcard url="https://star-children.com/gourmet/trekking"]
それでは最後までお読みいただきありがとうございます!
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