出典:TBSテレビ
こんにちは、ノリスケです。
TBSの日曜劇場で放送されている「テセウスの船」が考察好きの視聴者から注目を集めています。
テセウスの船とはどんなストーリーなのか、また、その魅力について調べてきました。
そもそも「テセウスの船」とは?
出典:講談社
テセウスの船とはパラドックスの一つでギリシャ神話から用いられています。
テセウスという国民的な英雄がアテネの若者とともに帰還した船を長い間保管していました。徐々に朽ちていく木を新しい木に変えて船を保管していました。どんどん新しい木に変えていくことでそれは本当に最初の船と同じものなのかどうかという矛盾を問題提起しているお話です。
日曜劇場「テセウスの船」は原作漫画を基にしている
今回ドラマになっているテセウスの船は漫画家の東元俊哉さんが雑誌「モーニング」で2017年30号から2019年30号まで連載していた漫画が原作となっています。
北海道出身の東元さんの代表作といわれるこの作品は2020年1月からドラマ化されました。
あらすじ
出典:TBSテレビ
1989年6月24日に北海道の小さな村にある音臼小学校で、児童、職員を含む21人が青酸カリで殺害される無差別殺人事件が起こりました。
自宅から凶器となる青酸カリが発見されたことから、村の駐在所で勤務していた警察官の「佐野文吾」が容疑者として逮捕されます。
佐野文吾は容疑を否認しているものの、死刑判決が下され現在も刑務所に収監されています。佐野文吾の家族は殺人犯の家族として厳しい目を向けられ尻腰を繰り返しながら生きていくことになります。
事件から28年後の2017年に、母親の旧姓を名乗っていた末っ子の「田村心」はずっと父親を憎んで生きていましたが、妊娠中の妻である由紀に当時の音臼村で起きた奇妙な事件の数々を伝えられます。由紀は「心の父親を信じてみたい」と心の父親の佐野文吾が無実であると訴えます。
しかし、由紀は娘の「未来」を出産した際に亡くなってしまい、娘を義父に引き取られてしまいます。
心は娘を殺人犯の孫にしないためにも、事件の真相を明らかにするために音臼小無差別事件に向きあうことを決めます。事件の真相を探るため、旧音臼村を訪れた時に不思議な霧に包まれ事件のあった1989年にタイムスリップしてしまいます。
そこで過去の事件を防ぐことで、事件の真相を探っていくという展開になっています。
キャスト・相関図
出典:TBSテレビ
田村心:竹内涼真
佐野文吾:鈴木亮平
佐野(田村)和子:榮倉奈々
田村由紀:上野樹里
木村さつき:麻生祐未
金丸茂雄:ユースケ・サンタマリア
田村鈴:白鳥玉季・貫地谷しほり
長谷川翼:竜星涼
佐々木紀子:芦名星
ドラマの見どころ
出典:TBSテレビ
このドラマの見どころの一つは真犯人が誰かわからないというところです。
原作が完結しているからもう犯人はわかるんじゃないの?と思う方もいると思いますが、ドラマ版では”真犯人が違う”と制作者側から発表されています。
そのことから、視聴者がドラマを見た後にTwitterで考察をし合うという現象が起こっています。
ドラマを見終わって考察を見ていると寝られなくなるという人も多いんじゃないでしょうか。
原作のファンも今回のドラマで初めて今作を知った方でも楽しめる内容になっています。
ドラマでも楽しめて、ドラマが終わった後も考察で楽しめるというところが今作の見どころです。
さらに、タイムスリップをして過去を変えようと奮闘する心にも注目です。
幸せだったころの自分の家族の笑顔を守りたいと願う彼の行動は果たして正しいのだろうか、過去を変えて未来はどうなるのだろうかという行方も気になる展開になっています。
真犯人がわかった後も最後まで目が離せない展開になっています。
豪華俳優陣の演技も圧巻
出典:TBSテレビ
放送から常に2桁の視聴率をキープし続けている裏には、俳優陣の演技力も加わっています。
特に主人公の田村心を演じる竹内涼真は人気若手俳優の一人で、彼の涙につられる視聴者も少なくありません。
父親の佐野文吾を長年恨んできていた想いや、タイムスリップして初めて知った自分の家族の姿を目の当たりにして流す涙は胸が熱くなります。
父親役の鈴木良平や出演者それぞれ真犯人の可能性があることから、全員怪しく思えるような演技にも注目です。
最終回を迎えるまでは一人一人の言動にも注意して見てくださいね。
まとめ
出典:TBSテレビ
1月枠のドラマということで3月で終わってしまいますが、見逃してしてしまった人や、これから見てみたいという人もParaviという動画サイトで見逃し配信しているので安心です。
また、原作とも内容が少し違っているので改めて原作を見直したり、原作を買ってみてみるのも面白いかもしれません。
これからの話の展開も、俳優陣の演技も目が離せない「テセウスの船」を今すぐチェックしてみましょう。